ウロコとかカルキ汚れといわれるものには、実は2種類ある。 ひとつは、鏡やガラスにウロコのように白い汚れが点々とつくもの。カルキ汚れはクエン酸で落ちるといわれているが、 このウロコはクエン酸では全く落ちない。
そして、以前書いたように、 クエン酸とは反対のアルカリの性質を持つ灰できれいに落ちる。 https://jardin-vie.com/2017/12/08/la-craie-a-leau/ なぜだろう? たぶん、こうしたウロコは洗剤や皮脂といった汚れ成分の割合が多いからだと思う。 灰は、鍋の焦げ付きや食器のこびりつきに絶大な威力を発揮する。 https://jardin-vie.com/2017/12/09/des-couverts-puants-%e9%a3%9f%e5%99%a8%e3%81%8c%e8%87%ad%e3%81%86/ なので、灰(アルカリ)はタンパクや脂などの系統の汚れが得意なんだろう。
一方で、たまり水になるような場所に発生する白い結晶は灰では落ちない。 コチラは逆にクエン酸と熱湯を用いるとみるみる溶け落ちる。
純粋なカルキ結晶はクエン酸で溶解するという化学の法則は、やっぱり正しい。
De la tache et la craie à l’eau 汚れとカルキ
