他人が築きあげた山(名声、業績、財産...)をみると、 自分を含めほとんどのひとは、うらやましく思ったり、ちょっとした嫉妬心を覚えたりする。しかし、山を築くためには、 それと同じだけの穴(犠牲、苦しみや悲しみ...)を掘って、土を調達しなければならない。 それが、世の中の道理だと思う。
ただのラッキーで山を築いてしまった人もいるかもしれない。 でも、それはいわば借金のようなもので、いずれ必ず返済を求められる。
また、大きな穴(失敗や事故...)を目の前に愕然としている人がいるかもしれない。 でも、掘った土は必ずどこかに積み上げられていて、 いつか大きな山となって現れる。
それが、世の中の道理だと思う。 何かちょっとした山を築きたいと思うなら、 それ相応の穴、つまり犠牲を払う覚悟が必要だ。
その覚悟がないものには、決して山など築くこてとはできないし、 そんな人間に限って他人の築いた山をねたむものだ。
Du sol entassant 築きあげた山
