フランス語で雑草を直訳すると「悪い草」。 何と直接的な言い方だろう。雑草を放置していると、荒れた感じで見栄えが悪くなるばかりか、 栽培種を侵食してダメにしてしまうこともある。 庭が広いとこの悪い草を取り除くのはかなりの手間だ。
やっと取り除いたと思っても、次から次へと生えてくる。 特に、スギナとカタバミは厄介者だ。
スギナの地下茎は深くて取り除くのが困難で、そこから次々と新芽を供給する。
カタバミは地下茎でも広がるばかりか、 種を四方八方にまき散らして、あっという間に子孫を繁栄させる。
でも、雑草は悪さばかりするわけではない。 雑草は固い土をほぐし、根につく細菌で土を団粒化し、 土の養分が雨水とともに地下に流れ去ってしまうのを防いでくれる。
だから、完璧にしようと思わないで、 はびこらない様にするだけでいい。 スギナとカタバミを除いては。
Des mauvaises herbes 雑草
