イタロはイタリアの私鉄高速列車。 日本の私鉄と違って、 自前の線路を持たず、イタリア国鉄の線路を借りて 高速列車を専門に運行している。国鉄だってフレッチェという高速列車を運行しているので、 ガチ競合ということになる。 けれど、同じ条件ならイタリア国鉄のほうが大概高い。
それでもイタリア国鉄がやっていけるのは、 たぶん在来線に乗り換える際の利便性なんだろう。 今回は大都市間しか移動がないので、 利用したのはイタロ。
そして、イタロにしたもう一つの理由は、 特等切符で利用できる専用ラウンジ。
国鉄もラウンジがあるようだが利用条件が厳しい。 イタリア主要駅ではスリや引ったくりが横行してるっていうから、 ホームでボーっと待っているのは危ないんじゃないかと。
だから、ローマ~ミラノ、ミラノ~ボローニャは、 イタロの特等車を利用。
ラウンジは広くゆったりしているのに、 利用者はまばら。
コーヒー紅茶とクッキーみたいなものが少し。 居心地は悪くない。
発車時刻少し前にホームに行ってみると、 ホーム手前で検札があって、 切符を持っていないとホームには入れない。
これだったら、ホームで待っていても危なくはないかもね。 でも、特等にしてよかったのは荷物。 それ以外の車両は荷物置場のスペースが小さく、 困っている人がたくさんいた。
中には、スーツケースを無理やり座席上の網棚にのっけて、 落下事故を起こしている人もいたぐらいだ。 それにしてもイタリアの列車は評判どおりよく遅れる。
どうもフィレンツェ~ローマ間がいつもダメみたいだ。 今回も一時間以上遅れてミラノに到着した。
Italo イタロ
